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2009年2月2日月曜日

エンタープライズソフトウェア企業というのはテクノロジー企業ではない

http://www.aoky.net/articles/paul_graham/notnot.htm

さきほどのFizz-Buzz問題に続いて、同じ青木さんの翻訳されたポール・グレアムのエッセイ。

読んでいてギクッとなった箇所を抜粋。
技術的に難しい何かをするスタートアップをやれるほど頭が良くないと思っているなら、エンタープライズソフトウェアを作ればいい。エンタープライズソフトウェア企業というのはテクノロジー企業ではないのだ。彼らはセールス企業であり、セールスでは努力がものを言うのだ。

ひどいなあ。。当たってるよ。

たしかにうちの会社もエンタープライズソフトウェア分野のベンチャーで、確かに技術的に難しいことはやってない。やる必要もない。

セールストークと、力技の会社だ。具体的なことを書くと社名がバレるので書きませんが。

せいぜい、100万オーダーの伝票を一瞬で照会したいとか、各社ごとに違う業務フローをパラメータ設定だけですべてフォローするとかくらいですかね。難しいのは。

前者はシステム開発としては大事で手を抜けないところではあるけど、特別技術的に難しいチャレンジがあるわけではないし、後者は極端な話、顧客の数だけプログラムを書き、巨大なif節で呼び出すプログラムを分岐させればいいだけ。(嘘みたいな本当の話)

っというわけで、ポール・グレアムにずばり言われてますね。。しかも2年も前に。。


2009年1月12日月曜日

オープンソースで分からないこと

ソースが公開されて皆で改良できるというのはとても素敵なんだけど、分からないことがある。
  • 自分のローカルにあるソースをカスタマイズしたのち、公式版がバージョンアップした場合、ローカル版はどうなるの?
  • 修正したソースを公式のリポジトリにコミットしたとして、各地から上がってくる修正の中にはお互いに利害が対立するソースもあるはずだけど、利害調整は機能してるの?
  • コミッタを限定することで混乱を避けているのかもしれないが、逆に言うとユーザーが各地で行っているカスタマイズは拾えていないということ?
  • だとして、亜種が大量に生まれると思うのだが、それは誰の利益になるの?

自分は仕事で大企業向けの業務ソフトを作って提供しているんだけど、その中で上記のようなシチュエーションになることはしょっちゅうなわけで。
なにしろ数百社のユーザー先でそれぞれ導入プロジェクトが走っていて、そこから期限付きの修正要求や機能拡張要望が集まってくる。

それらの中には、平気で矛盾した要求がくるわけで、例えば売上データを入力して、それを基に請求書を発行するという機能を例に上げると。。。

  • A社:売上データの承認が終わるまで請求書発行出来ないようにしてほしい
  • B社:データの承認を待たずに請求書発行出来るようにし、承認後に訂正分があれば別途発行してほしい
  • C社:データの承認も、請求書の発行も一切出来ないようにしてほしい

上記の例はものすごく簡単な例だから実装も単純だけど、それでもちょっとした気遣いは必要なわけで。

これらの要求を矛盾なくパッケージとしてまとめて出荷することを、毎月やっているわけですが、これと同じレベルのことをオープンソースプロジェクトの人たちは本当にやれているのだろうか。。

そんな素朴な疑問がわくわけです。

特に業務システム、ERPの分野とか、nexediっていうところがオープンソースのERPを提供し始めているけど、上記のような理由で難しいんじゃないかなと思ってしまいます。

ただ、個人的にはすごく注目しているんですけどね。

業務システムの分野こそ、オープンソースにする価値はある気がするから。

これは、何らかのプロジェクトに参加してみないと分からないのかな。
ちっちゃなプロジェクトじゃ意味ないんですけどね。